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発達障害・グレーゾーンの子どもは実は英語が得意?英語学習法のポイントを解説

わからないママ

英語の授業が始まったらついていけるか心配...

発達障害やグレーゾーンの子どもは英語学習が苦手と思っているお母さんも多いのではないでしょうか。

こちらの記事では、

  • 発達障害の特性が英語学習にプラスに働く理由
  • 発達障害・グレーゾーンの子どものための英語学習のポイント

を解説しています。

子どもの発達障害の特性を理解し、特性に合った学習法を見つけることで英語がより楽しくなり、意欲的に取り組むことができるようになるでしょう。

今回ご紹介するポイントをおさえて英語学習の環境を整えましょう。

発達障害・グレーゾーンは英語学習が苦手?それとも得意?

小学校で英語教育が行われるようになり、小学校3、4年生で外国語活動が、小学校5、6年生で外国語科が学習指導要領に盛り込まれています。

受験など、将来のためにも英語はしっかりと学んでほしいですよね。

発達障害・グレーゾーンの子どもの多くが対人関係やコミュニケーションが苦手なため、英会話も苦手だろうと思っている方も多いのではないでしょうか。

実はそうでもないのです。理由を解説していきます。

発達障害・グレーゾーンは英語ができないのは勘違い

発達障害・グレーゾーンの子どもが英語が苦手と思われることには理由があります。

複合的な作業が苦手なため、リスニングの「聞いて書く」や、スピーキングの「考えたことを外国語に変換して話す」などの複数の作業を同時にこなすことに苦労することが原因です。

母国語以外の言葉を学ぶことへの戸惑いもあるでしょう。

これらは英語そのものへの困難ではなく発達障害の特性によるものなので、特性に合った学習方法を取り入れることで、英語の成績を上げることができる可能性があります。

英語が得意になる可能性もある

発達障害の子どもはその特性から、英語が得意になる可能性もあります。

英語学習において単語や熟語を覚えたり、文法を覚えたりと暗記がとても重要です。発達障害の子どもは、「記憶」が得意な子どもが多く、英語学習において有利に働くでしょう。

また、日本語には「行間を読む」という特有のルールがあります。多くの日本人は自然と身につきますが、抽象的な表現を理解するのが苦手な発達障害の子どもは、身につけるのに苦労します。

英語には行間を読む文化はないので、発達障害の子ども達にとっては理解がしやすいのです。

英語圏では伝えたいことはすべて言葉で表す必要があります。空気を読めない特性が、英語でのコミュニケーションにプラスに働く可能性があります。

発達障害・グレーゾーンの英語学習法のポイント

発達障害やグレーゾーンの子どもが英語を学習する上でおさえておきたいポイントをご紹介します。お子さんの特性に合わせた学習法を取り入れることで、楽しく学ぶことができれば意欲的な学習につながって、英語力を伸ばすことができるでしょう。

視覚的な支援を取り入れる

発達障害・グレーゾーンの子ども達の中で、視覚的な情報処理が得意な子どもの場合、視覚的な支援で理解が早くなります。

図や映像を活用した教材を使用する、品詞のカードを使って文法の学習をするといった視覚支援を取り入れた学習法が有効です。

スモールステップ&ポジティブフィードバック

発達障害の子どもは新しいことに慣れるまでに、他の子どもより時間がかかってしまうため、地道に継続することが必要です。

いきなり多くのことを学ぼうとすると、慣れる前に苦手意識をもってしまう可能性があります。

スモールステップで「少しずつ確実に身につける」ことを意識しましょう。

常にポジティブな声かけをすることで、継続して学習に取り組むことができます。

目標を設定し達成感を得られる工夫をする

まずは目標を設定しましょう。目標はなるべく少しは努力が必要な小さなものにしましょう。目標を達成することで達成感を味わうことができ、目標を何度も達成することは自信につながります。

英語を学習する自信をつけて、「英語を勉強するのは楽しい!」と思ってもらうことが大切です。

受け身のレッスンは苦手

発達障害の子どもにとって、受け身の授業は学習に対する意欲や集中を維持するのが難しい場合があります。

逆に、対話的な学習方法の英会話は子どもの興味や関心を引き出すことができます。

他にも、ゲーム形式など遊び感覚でできる学習法などで、発達障害・グレーゾーンの子どものとことん集中して取り組む特性を引き出せれば、英語スキルを大きく上げることができるでしょう。

苦手なものを掴んで対策を

英語には、スピーキング・ライティング・リーディング・リスニングの4つのスキルが必要です。

「書くのは得意だけど話すのは苦手」「聞き取るのは苦手だけど話すのは得意」など、子どもの得意不得意を特定し、その分野に合わせた対策を立てる必要があります。

英語全体への苦手意識がつかないように、苦手が分からないままやみくもに勉強しないようにしましょう。

あわせて読みたい

本格的な英語学習が始まる中学校までに、英語を得意にしておくのも有効な対策になります。

こちらの記事でおすすめのオンライン英会話を紹介していますので、よろしければこちらもどうぞ。

まとめ

ここまで、発達障害をもつ子どもの英語学習における特徴とポイントを解説してきました。

発達障害・グレーゾーンの子どもは、学校での学びで壁にぶつかることが多くあります。新しく登場する科目である英語も、最初は苦労するかもしれません。

発達障害・グレーゾーンの子どもは英語は苦手と諦めてしまうのはもったいない。英語学習のコツと子どもの特性を踏まえた学習方法を取り入れることで、英語の成績を上げていきましょう。

  • この記事を書いた人

めぐ先生|凸凹子育てアドバイザー

【子どもと生きる毎日を楽しく♪】発達凸凹の子育てを応援|障がい児支援施設に勤務する保育士|発達凸凹2児の母|わが子の発達に不安を感じ、保育士の勉強を始めて資格取得|利用者、学生、支援者、様々な立場で赤ちゃんから大人までの施設を見てきた経験を活かして障がい者福祉の今を発信!

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