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発達障害グレーゾーン児の苦手を楽にする おすすめの便利グッズ27選

この記事はこんなお悩みの方向け

  • 机に向かってもすぐに他のことを始めてしまって宿題がなかなか終わらない
  • 食事の時間になっても遊びをやめることができない
  • たくさんある便利グッズの中からどれを選べばいいかわからない

この記事では、こんな悩みを持っている発達障害グレーゾーンの特徴を持ったお子様をお持ちのお母さんに向けて、子どもの苦手を楽にする便利グッズ27点を紹介しています。

この記事で紹介している便利グッズは、療育現場でよく使っているグッズや、実際に自宅で使っているものを紹介しています。各グッズの解決できる困りごとや支援するポイントを説明していますので、たくさんある便利グッズの中から、子どもが今困っていることに合った便利グッズを見つけることができるでしょう。

この記事で見つけたもの、支援するポイントを積極的に生活に取り入れて、子どもの苦手を軽くしてあげましょう。

発達障害グレーゾーン児の苦手を助ける便利グッズを見つけるために

発達障害の子どもと同じように、毎日の生活の中に苦手を抱えている発達障害グレーゾーンの子どもたち。発達障害ために開発された便利グッズは、誰が使っても便利なものもたくさんあります。便利グッズの助けを借りて子どもの苦手を軽くしてあげれば、ストレスを減らして生活がより豊かになるでしょう。

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発達症がいグレーゾーン児に最適な便利グッズを選ぶための2つのポイント

たくさんある便利グッズから子どもに合った便利グッズを選ぶには、ふたつのポイントを意識しましょう。

  • 使う場面を想定する
  • 子どもが何につまづいているのか見極める

ひとつ目のポイントは、使う場面を想定することです。まずは「夕食の時間になってもなかなか遊びをやめられない」「忘れ物が多い」のように、解決したい困っている場面を想定してください。ふた目のポイントは、その場面の中で子どもが何につまづいているのかを見極めることです。 これは予想でも構いませんので、子どもの様子をよく観察して予想を立ててみましょう。

Aくん(小3)の場合

夕食の用意ができて、「晩ごはんだよー」と声をかけてもなかなかテーブルについてくれないAくん。夕方はお気に入りのブロックで遊んでいることが多く、何度声をかけてもブロック遊びをやめないために、晩御飯が冷めてしまうこともしばしば。結局最後は、お母さんが「いい加減にやめなさい!」と声を上げて無理やりやめさせることに...。

こういったお困りごとがある場合、まずは原因を考えます。Aくんの気持ちを想像して予想を立ててみましょう。

Aくんの気持ち(予想)

  • 耳からの情報が理解できていないため口頭での指示が入りにくく、お母さんが突然大声で近づいてきてやめさせられたと思っている。
  • 聞こえてはいるが楽しんでいるブロック遊びをやめる気持ちになれない。

Aくんの様子を観察してこの二つのどちらかだろうと予測を立て、まずはひとつ目の「耳からの情報を聞き取るのが苦手」をサポートするために絵カードを取り入れてみる。

発達障害に特化した便利グッズはサポートする目的に合わせて開発されていて、たくさんの種類があります。ですが、ADHDのグレーゾーンだからADHD向けの便利グッズが全部必要という訳ではありません。困っている場面に合った便利グッズからひとつずつ取り入れていくと良いでしょう。

この記事ではたくさんのおすすめ便利グッズを紹介しています。

便利なものを生活に取り入れると、不便さに困っていたストレスが減り、本来取り組むべきことに集中できるようになります。価格も手ごろなものが多いので、ひとつずつ気軽に試してみてください。

ここで紹介する便利グッズは、写真をクリックするとその商品の販売ページにジャンプします。購入されるかたは画像をクリックして移動先のショップでご購入ください。

発達障害グレーゾーン児の苦手を助ける便利グッズ27選

タイムタイマー&時計

時間を見える化

残り時間が視覚的にわかるタイマーです

こんな人にオススメ

  • 時計が読めない
  • 時間を想像することがむずかしい
  • 口頭での指示が入りにい

発達障がいグレーゾーンの子どもは、「ちょっと待ってね」のちょっとが抽象的で理解できません。どれくらい待ったらいいかを視覚的に提示すれば、ちょっとが待てない子どもにも見た目で時間の量が伝わるのです。

夕食やでかける時間になっても遊びをやめられない場合は、遊び始める前にこの時計をセットしながら約束をしましょう。遊びの時間なども最初に「15分したら遊びの時間はおしまいにして宿題をします」といった声掛けをしてセットすることで、残り時間を意識付けします。

最初のうちは「この赤いところが無くなったら音がなるよ。そしたら終わり」と説明してあげてください。このタイマーをチラチラ見て残り時間を意識していればバッチリです。時間の管理が苦手で遅刻が多いといった場合にも、朝の出発時間の意識付けにこのタイマーが活用できます。家族もタイムリミットがわかりやすくて便利です。

管理人めぐ

中高生になると、自宅で試験問題を解いたり、自宅学習の時間管理に活用できます。普段から自宅学習にこのタイマーを使うことで、時間の感覚も鍛えられますよ!

ごほうびシール(星)

ゲーム感覚で課題に取り組む

注意しても繰り返す問題行動

「おもちゃの取り合いで妹を叩く」
「テーブルの上に立つ」

毎日のように子どもに注意をしている問題行動はありませんか?

子ども自身に課題として認識してほしい行動を、ごほうびシールを集める行為で可視化して意識付けする方法があります。

シール台紙は壁に貼っていつでも見れるようにしておきます。カレンダーでもいいでしょう。今日は頑張ったねとシールを手渡して子どもが自分で貼ることで達成感を得られるようにしましょう。毎日の終わりに一緒に振り返ることで、課題の自覚と振り返りができます。

ごぼうびは、達成感が得られるものであれば大きなものではなくて構いません。「その日の入浴剤を選ぶ権」「次の外食を決める権」といった、普段とは違う特別感があるものを設定するのがポイントです。

管理人めぐ

ゲーム感覚で取り組むことで、自身の課題に前向きに取り組むことを引き出すこの手法は、ゲーミフィケーションと呼ばれます。学校や塾をはじめ様々な場面で取り入れられている手法で、成人の障がい者も福祉施設でも取り入れている施設もあります。

時間割ボード&スケジュールポケッ

時間割ボード

スケジュールポケット
困っているママ

「4時になったらでかけるよ」と事前に話していたはずなのに、でかける時間を過ぎてもいつまでも続けてしまってギリギリに。結局、無理やりやめさせることになって子どもは泣き叫んで大荒れの状態での出発になってしまいます。

発達障害グレーゾーンの子どものスケジュール管理は戦いの連続。発達障害グレーゾーン児は、気持ちの切り替えが上手にできない場合が多いため、一日の予定をスムーズに進めるには、事前に予告をすることが助けになります。

今日の予定を視覚的に提示することで、自分の行動の予定を把握できて、「何をしたらいいかわからない」状態になるのを防ぎます。

一日の初めや、学校から帰ってきてすぐにボードを一緒に見ながら確認しておくとさらに効果的です。今からしてほしい行動を伝える時にも、口頭で伝えるだけでなく、このカードを手に持って見せれば自分が今すべき行動の理解を助けます。

せいかつ絵カード

耳からの情報に視覚情報もプラス

絵カードは、音声での会話を補助するように使います。

療育の現場では、発語がない、または少ない子どもに対して、トイレのカードを見せながら「トイレに行こうか」と尋ねると言った風に使います。よく使うカードを束ねて首から下げている時には、子どもが近づいてきてそれを使って意思表示してくれることもあります。

使い慣れてくると、子どもが意思表示に使うパターンも見られるようになります。自分の気持ちを言葉にすることが苦手な子どもに試してみると、カードで表現してくれることもあるかもしれません。

ソーシャルスキルかるた

遊び感覚でソーシャルスキルを学習できます。

発達障害グレーゾーン児は相手の気持ちを想像したり、言葉のニュアンスのようなあいまいな概念を理解するのが苦手な場合があります。そんな時には、こんな場面ではこうするとパターン化して覚えるのが早道です。

カルタにすればゲーム感覚で組み合わせを覚えられるし説教臭くならないので、子どもも楽しく取り組みやすく、定着化しやすいでしょう。

ラミネーター

せいかつ絵カードやソーシャルスキルかるたをオリジナルで作ることができます。

かたづけカードも作れる

保育園やこども館などでおもちゃを片づける場所を示すために写真が貼られていることがあります。文字をまだ習得していない年齢の子ども達のための工夫ですが、見るだけでかたづけ場所だけでなく、片づけ方を理解できる方法です。

年間を通して何度も見るお手紙をラミネートしてキレイに保存することもできるので、一台あると何かと便利です。

姿勢補助&椅子補助クッション

食事や勉強の集中が続かない理由の一つに、姿勢の維持ができていない可能性もあります。その場合には、正しい姿勢で椅子に座れるように足置きなどで調整します。

療育の現場では行動療法士が子どもの姿勢をチェックして、必要な子どもには姿勢補助のクッションや足を乗せる台を用意します。成長とともにすぐに必要な高さが変わため、ボール紙と布を使って手作りしています。

小さいうちは補助グッズを使って姿勢の調整を行って、良い姿勢で食事や勉強に取り組めるようにしましょう。

〇×ピンポンブー

してはいけないことをちょっと楽しく、そしてわかりやすく伝えるのに便利です。テーブルに立ったり、食事に手を使った時に、罰を見せながら「ブッブー」とするだけで伝わります。本人も言われ慣れてきている、ちょっとしたことをくどくど言わずにサラッと注意したい時に使うといいですね。

表裏で〇と×になっていますので、いい行動をしたときには〇も使ってたくさん褒めてあげましょう。

管理人めぐ

子どもはなぞなぞが大好きですから、これを使って〇×クイズをするのも楽しいですよ!

忘れ物を減らす

忘れ物ボード

子どもの持ち物管理は大人でも大変です。毎日のうっかりミスをなくしましょう。

我が家では、別にボックスを用意して、チェックが済んだものは外してボックスに入れて行き、チェックが終わったらボードは空っぽになるようにしています。

忘れ物チェッカー

小さいサイズで手ごろな値段なので、いくつか用意して、朝の身支度用、おけいこ用とそれぞれ専用にすると便利です。

忘れ物だけでなく行動チェックにも使えます。薬を飲んだ飲んでないのチェックに使ったり、エアコン、ガス、水道、カーテン、電気、戸締り...とお出かけ前の行動チェックにも使えます。

バッグインバッグ

家に帰るたびに、カバンの中身を全て出してまた、行先によって入れ替えて...という作業自体が忘れ物を誘発する流れです。学校やおけいこ、学童など行き先が忙しい子ども達にはなおさら大変。行先によって色を決めて丸ごと出し入れするようにすれば混乱も減るでしょう。

管理人めぐ

筆箱と下敷き等の共通の持ち物も、出来る限りでかける先ごとに専用のものを用意してあげてください。こうすることで、中身を入れ替える手順をなくして、忘れ物のリスクを減らしましょう。

勉強コーナーを作る

移動式パーテーション

宿題を始めてもすぐにおもちゃで遊び始めてしまって、宿題をなかなか終わらせられない。

こういった状況には、勉強に集中できるような環境作りが非常に大切です。

勉強以外の誘惑が目の前にあるとついつい手を出してしまうもの。そもそも勉強する場所をパーテーションで区切って専用にすれば、机に座る目的意識がはっきりします。

管理人めぐ

パーテーションで机を囲むだけでなく、テレビやYouTubeといった勉強に関係の無い音源を切る。勉強机の近くにおもちゃを置かない。と言った環境を整える工夫も効果的です。

音の刺激を減らす

イヤーマフは外部の騒音を軽減するためのグッズです。

外部の音が軽減されると、過剰な刺激を防ぐことになるので集中力を高める助けにもなります。特に、音の刺激に敏感で、集中し始めるまでに苦労する場合は有効です。

学校や公共の場で使用することに抵抗がある場合は、自宅だけでも利用するのもよいでしょう。感覚過敏な状態を減らすことで、子どもたちがより穏やかに日常生活を送ることができます。

使いたい場面に応じて選べるように、機能が少しずつ違う3つのタイプを紹介します。

耳栓

シリコンを耳に装着することで、外部の音が入ってくるのを減らします。

  • メリット:安価、使用していることが分かりにくい。イヤホンのような見た目のものも。
  • デメリット:使い捨てに近い。耳の穴に装着感がある。

イヤーマフ

開放型ヘッドホンと同じように耳全体を覆うため装着感が良いのが特徴です。

  • メリット:装着感が良い。音楽を聞く時のヘッドホンと見た目が変わらない。
  • デメリット:やや高価。耳を丸ごと覆うため蒸れてくる。

デジタル耳栓

アナウンス放送や呼びかけの声のような必要な外部の音は取り込みつつ、周囲の話声やエアコンの音などの騒音を消してくれる優秀グッズ。

  • メリット:環境騒音を消して必要な音は聞こえる。外見が携帯音楽プレイヤーと変わらない。コード巻取り式
  • デメリット:高価。電池が必要。

ウェアラブルメモ

リストバンドタイプ

発達障害グレーゾーンの子どもが中高生にさしかかると大変なのが、提出物や予定の管理です。

情報の管理の基本は一元管理。スマホですべての情報を管理すると便利なのですが学校でNGな場合がほとんど。

残念ですが、ここは気持ちを切り替えて、将来スマホを使うようになった時のために、メモをする習慣を早くからつけて行きましょう。

手の甲に良くメモをする人がいますが、スペース的にいくつもメモできないし消える心配もあります。明日が提出期限の大切な書類や、週末の部活の予定などの、忘れたら絶対困る情報をウェアラブルメモに書く習慣をつけることから始めてみてください。

パッドタイプメモ

「手首に何かを巻いたまま過ごすのが嫌」という場合には、貼るタイプがオススメ。

毎日、生徒手帳やプリント袋などの決まった場所に貼っておいて、何でもすぐにここにメモする習慣をつければ、せっかく書いたメモを失くしてしまって困ってしまったという場面を失くせます。このwemoは他にもストリングタイプやコーナータイプがあって使い分けが可能です。

結ばなくていい靴紐

発達障がいグレーゾーンの子どもは手先が不器用な子どもが多いです。

靴紐を頑張って蝶々結びに結ばなくてもいい靴紐に変えてしまえば一気にストレスフリーです。

靴を履くときは出かける前なので、どうしても時間を気にして蝶々結びに取り組むことになってしまいます。出かける直前に、苦手な蝶々結びの練習をするのは良い流れとは言えません。

そこで、靴紐を結ぶことは一旦グッズにお任せして、蝶々結びの練習をするのであれば、時間を気にしなくていい時に取り組むことをお勧めします。

感覚を育てるおもちゃ

発達障害グレーゾーンの子どもに限らず、刺激が偏っている状態は疲れが溜まります。

例えば、学校で授業を受けているも視覚も聴覚も使いますが、身体はそこまで酷使しません。そんな時に触感を刺激することでバランスを取り、心を落ち着かせてくれる便利グッズがあります。

子どものや好みや効果を見て、落ち着きを取り戻しやすいグッズを選びましょう。

発達障害グレーゾーンの子どもにおすすめのおもちゃ

体を使ったおもちゃで遊ぶことで、

  • 筋力や持久力などの基礎的な運動能力の向上
  • 両手両足を同時に使いつつ目で追ったり声を出すといった複合的な運動で運動協調性の向上
  • 体を使った遊びでストレス解消

これらの効果が期待できます。

他にも、自己肯定感の向上や社会性の発達など、運動にはメリットがたくさんあります。

子どもの体も心も成長が促進されるメリットだらけのからだをつかった遊び。

親子で一緒にたくさん遊べば子ども時代の貴重な思い出にもなりますし、いいことづくめですね。

まとめ

発達障害グレーゾーンにおすすめの便利グッズを27つ紹介しました。年齢や子どもの特性に合わせて気になるものはどんどん試して、毎日の生活を快適にしていきましょう。

気になるものがあったら

困っている場面に使えそうなものを見つけたら、まずは使ってみましょう。使うことで症状が重くなると言ったことはありません。むしろ、誰が使っても便利なものがほとんどですので、積極的に使ってみてください。

もし、便利グッズの導入がうまくいかなかくて使えなかった時には、しばらく期間を置いてから声かけ方法を変えてみたり、置き場所や使用する場面を変えてみたりしても良いでしょう。

使い始めてからも定期的に評価を

時々、購入前に困っていたことがどうなったかを確認してみましょう。

困りごとも減っていき、最終的には便利グッズに頼らなくても大丈夫な状態になれば、使うこと自体をやめても良いかもしれません。中には、便利過ぎてずっと手放せないグッズもあるかもしれません。忘れ物チェッカーは私もずっと愛用しています。

  • この記事を書いた人

めぐ先生|凸凹子育てアドバイザー

【子どもと生きる毎日を楽しく♪】発達凸凹の子育てを応援|障がい児支援施設に勤務する保育士|発達凸凹2児の母|わが子の発達に不安を感じ、保育士の勉強を始めて資格取得|利用者、学生、支援者、様々な立場で赤ちゃんから大人までの施設を見てきた経験を活かして障がい者福祉の今を発信!

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